イベント参加報告

2017学会・研究会・セミナー参加報告

2017.12.15

Global Sandard CT Symposium 2017 参加報告

平成29年8月19日(土)Global Standard CT Symposium2017がJP TOWER Hall & Conference,TOKYOを主会場に開催され参加させていただきましたので報告します。


まずはじめに、東芝メディカルシステムズよりAquilion ONE が誕生してから10年を迎えること、面検出器開発の歴史についてお話しいただきました。面検出器の開発ではプロトタイプが放射線医学研究所に設置されていた時に、豚の心臓を撮影する現場に立ち合わせていただき画像が再構成されるまでに数日かかったことを思い出しました。


「Session1.2」ではArea Detecter CTが変えたものを7名の先生がそれぞれの立場からお話しいただきました。


藤田保健衛生大学病院 井田先生はADCTにおけるデータ取り扱いの概念の変化及びADCT研究会の活動内容とAquilion ONEの進化についてお話しされました。


華岡青州記念心臓血管クリニック 山口先生は心臓を中心とした撮影技術、被ばく線量の低減、造影剤の減量を考えたプロトコルの作成についてお話しされました。


広島大学病院 檜垣先生は画質に注目して東芝メディカルシステムズと共同開発されているFIRSTの特性とDual Enagy CTのメリットについてお話しされました。


神奈川県立こども医療センター 相田先生は小児画像診断おいて、被ばく低減は必要であり、不要な検査は行わず、正当化と最適化についてお話しされました。


琉球大学 山城先生はACTive Studyで行われた胸部4D撮影から症例や診断法についてお話しされました。


順天堂大学 隈丸先生は心臓CTにおけるプロトコルの工夫による被ばく低減、およびADCTによるCT-Perfusion、CT-FFR等における機能評価の可能性についてお話しされました。


金沢大学 南先生はIVRCTにおける腹部のダイナミックボリーュム撮影やCアームシステムとの連携、CTガイド下における穿刺による凍結治療についてお話しされました。


演者の先生方の臨床医としての視点、技師としての視点からの講演内容でどれも興味深く、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。



東千葉メディカルセンター 越智茂博


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