イベント参加報告

2015ユーザー会参加報告

2015.06.29

首都圏東芝CTユーザー会 in 山梨

山梨県厚生連健康管理センター
山梨県厚生連健康管理センター

5月23日(金)、山梨県厚生連健康管理センター様のご協力をいただき、最新CT装置見学会を開催いたしました。

この企画は、首都圏東芝CTユーザー会の山梨地区における活動の第1回目となる会であり、参加対象を東芝の64列以上ユーザー、もしくは80列以上への更新を近々検討されているユーザーとしてご案内し、7施設20名にご参加いただきました。

開場風景
開場風景

見学装置は、今年3月に導入され4月から稼動開始している80列のAquilionPRIME Focus Editionです。ITEM2015にて紹介されていた最新のバージョン「Ver.7」を搭載した装置です。

まずはじめに、ユーザー会山梨地区代表の大島(山梨大学医学部付属病院)より、ご挨拶と本見学会の趣旨説明があり、研究発表の会ではなく、ユーザー同士や東芝との情報交換やディスカッションの場としての位置づけであることをご説明されました。

高木代表
高木代表

続いて、本ユーザー会代表世話人の高木(千葉市立海浜病院)より、ユーザー会の説明とホームページ会員登録のご案内がありました。また、装置見学の前に東芝より、最新情報としてITEM2015の展示内容の紹介と、今回見学させていただく装置の構成や見学の流れの説明がありました。

装置見学
装置見学

見学では、Aquilion64よりもコンパクトになった装置の外観と、広くなった開口径を確認できました。また、寝台上下水平動の速度が上がっていることや、追加されるユニット、コンパクトになっている筐体なども確認することができました。

実際に人体ファントムを使い、ルーチン検査の一連の流れを行う中で、装置バージョンV3系、V4系から追加・変更されている機能を確認できました。

また、人体ファントムに金属を乗せて実際に撮影し、SEMAR(金属アーチファクト除去)の効果も確認することができました。東芝からのプレゼンなどではなかなかわからない再構成にかかる時間なども体感でき、実際に使用することになった場合のイメージがつかめたのではないかと思います。

見学させていただいたご施設が検診メインで使用されているということもあり、AIDR3DやAIDR3D Enhanced(逐次近似応用再構成)を用いた低線量撮影の画像も見せていただきました。

スキャンの実施やコンソールの機能紹介では、東芝のアプリに説明していただき、SEMARなどの最新技術の他に、ちょっとした変更点や小ネタなども聞くことができました。

AquilionPRIME
AquilionPRIME

今回の見学会では、各施設の既存CT装置には搭載されていない新しい機能を多く見ることができ、いずれ装置を更新する際のプランや運用検討のイメージが沸いてきたのではないかと思います。

今後も山梨では、ユーザー会の活動として新規導入施設への見学会や、プランの検討会、もしくは装置の性能評価を実施し、その方法をユーザー同士で共有できていけるとよいと考えています。

情報交換会
情報交換会

ユーザー会終了後、有志のみの参加となりましたが情報交換会を行いました。全員なぜかノンアルコールでしたが焼肉を頬張りながらユーザー会の今後の動向などを熱く語り、会の発展と会員の健康を願いました。


今回本会にご協力して頂いた皆様、また参加してくださった皆様に心よりお礼申し上げます。

 


首都圏東芝CTユーザー会 世話人

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